20080518

久しぶりの感じ


息子を連れまわして電車にでも乗ってのんびり景色を眺めてみたいのだが、なんせ彼は忙しいらしく、相手にしていただけない。日曜日ともなれば朝6:30からアニメやらヒーローものの男の子番組が8:30まで続きそれが終わると玄関のドアがたたかれ、隣やら、はす向かいやら、児童館の隣のマンションやらの子供らが迎えに来る。ライバルたち。まあ、何とかガチャガチャでつって11:00過ぎに息子を取り戻した。
最初にガチャガチャを買うとすぐ帰りたくなるのがわかっているので、最後まで引っ張るのだ。
隣町の川崎では映画の宣伝で、信じられないくらいの人だかりの中、待つこと30分、出てきた芸能人のおじさんにチビの興味が行くわけでなく、すぐに退散。水谷豊なのに。結局久々の暑さと昨日の運動会の痛みに体が持ちこたえられずに戻ってきてしまったが最後、待ち構えていた近所のライバルたちに彼はまた拉致されていってしまった。
久しぶりに悪夢で夜鳴きする息子を寝かし付けに行ったカミさんのいない間に仕事の若い同僚に借りたDVDをみた。若い彼が数年前に学校でつくったドラマだ。15分ほどの短いもので、ミュージシャンを目指す青年のわずかばかりの音楽に対する情熱へのつまずきを、シンプルな物語で描いた美しい映像であった。正直、職場の彼から想像するに、見てから感想を言わなくてはいけないギクシャク感が怖くて、借りるのをためらったのだが、一旦そっけなくカラ返事で返したDVDを、携帯にメールして週末に持ってきてもらった。僕にDVDを手にして、未熟さとそのわずかな誇りをうれしそうにしゃべる若い彼は撮影を担当していたようだ。美しかったし、主役の青年の表情はかっこよかった。
「MORNING GLORY」というその映像を久しぶりの感覚で見入ってしまった。

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