20080522

写真展のDM作成とは







写真家の牟田さんよりDMの作成依頼が舞い込んできて、久しぶりの現像は明日以降に持ち越しとなった。牟田氏のDMは2002年の4月から続いている。どういうわけか他人のDMを作らせたらそこそこのものである。つい最近の遅ればせながらの就職活動用に過去のDMをあさってまとめておいたものを眺めてみると、よった勢いでの嘆きではあるが、どうして食うに困ってしまうのか途方にくれてしまう。また飲めないのにニーハオでビールをおごってもらってしまった。これがギャラである。不満はありません。
ニーハオでの打ち合わせで、牟田さんがビールを飲みつつ、僕がキャビネに焼かれた数枚の写真をのんびり眺めてしばしの沈黙のあと、いつものように感想やら世間話を始めるのだ。以前は年上の先輩に向ってプリント再提出も辞さなかったが、最近は写真展間際に持ってくるようになった。持ってくるというのは、つまり、僕の住む町まで写真を持ってきてもらうのだ。あまり都心に出ない僕に合わせてこういうスタイルが定着してしまった。
印刷物があがったときは気持ち良い、の一言に尽きるのであるが、なかなか難儀。写真をどう見せるべきなのかを考える。その写真展がどういうしゃべり方で着てくれた人たちに話しかけると伝わっていきやすいのかを考える。写真家本人は考えづらいことなのかもしれない。自分をプロデュースしちゃう感じではちょっとかっこ悪いので、僕がその難儀を引き受けることにしている。そんな大それたことではないけれど依頼が来なくなったらさびしいね。明日、日々睡魔との戦いである仕事の最中に申し訳ない心で、ゆっくり考えてみる。

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