20081011

フリッカーのアドレス変更しました。


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Originally uploaded by hiroomis2008
flickrからこのweblogを更新をしている。最初は英語ばかりで取っつきにくかったが、だんだんいいところが見えてきたので運営する米yahooにお金を払うことにした。年間25ドルくらい。
flickrの名前の由来をネットで探してみたが見つからなかった。派遣先の仕事でよく「フリッカ検出」なる技術系の用語が出てくるものだから調べてみるとモニタなどのちらつきを言うのだそうだ。ある構造を持った機器の中で何らかの原因で局部に過度な負荷がかかり出力部にちらつきなどの弊害として現れることで、その機器の不安定さの兆しとして受け止め、原因を解析するときなんかに使っているみたい。口内炎みたいなもの。スペルが【flicker】であったので、妙に納得した。【flickr】は「写真を共有するコミュニティサイト」らしいが命名が妙に写真の核心を突いている感じがしたこともあって、pro登録した。
ネット上の写真をモニタで見ていく作業というのはフィルムのベタから写真をセレクトしていく感覚と近いが、もっとおおざっぱなものだ。今までの写真を見るという感覚とはかなり違う(写真の見方はそれぞれであるが世の中のほとんどが間違っている、というか知らなくて損をしている)。【flickr】サイトで見つけた何かを感じる写真の細部は拡大表示をすることでしか見ることができない。僕がモニタに近づき目玉を接写レンズにして細部を凝視するというわけにはいかない。僕のアップした写真も幾人かに見ていただいているのだけれど、写真の下に表示されるviewのカウントが多いものは、なるほどなぁーといった感じがする。自分の場合もそうだが、写真の濃淡の幅が広くて心をくすぐる色味のものに反応している。写っているものに対しては風景ならば濃淡が描く構図に、人物ならば表情の豊かさと肌の色に反射神経が反応しているに過ぎない。僕はぱっと飛び込んでくる写真の強さを信じない。写真は写ったモノの表層達が編み上げるプログラムで、小説を1m離して眺めたところで何も浮かび上がってこないのと同じく、そこで見た強さは小説のカバーデザインでしかない。その編み上げられたモノ達の関連は拡大表示によって切り離され写真の存在理由(その写真を選んだという)は宙に浮いていく。それでも僕は【flickr】を選んだわけだが…。

http://www.flickr.com/photos/hiroomis/

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